黒帯は酒を酒として楽しむことができる堂々とした日本酒です。
金沢の老舗料亭をはじめ、数々の食の職人に鍛えられ、
育てられた黒帯は、まさに「料理と渡り合う酒」です。



味わいの理想は、旨くて、軽いこと。
酒米には契約栽培の山田錦と金紋錦を原料とし、
ブレンドではなく、独立した味わいの酒をバッティングさせることで
得られる「コク」「ふくらみ」「キレ」「品」の絶妙なバランス。
さらに、時間をかけてじっくりと熟成することで「まろやかさ」を加えた
味わいは、肴の旨さを引き出しながら、自らの旨さをも深めていきます。


【バッティング】による味わいの創造
通常、精米歩合を一定にして造られますが、
黒帯は黒帯用として精米歩合の異なる数種類のお酒をつくり、
それぞれ別々にゆっくりと時間をかけて熟成させていきます。
それぞれが独立した特徴ある味わいに育ち、
そうして育てたそれぞれの酒を瓶詰め時に【バッティング】致します。
【バッティング】は、独立した味わいのものを合わせ
新しい味わいを創造することで【黒帯】が生まれます。


原料米：兵庫県多可町中区産　山田錦　55％
長野県下高井郡木島平産　金紋錦　45％
精米歩合：68％
アルコール度数：15度
日本酒度：+6
酸度：1.6　　

石川県金沢市　　福光屋
創業：1625年　(寛永2年)
金沢で最も古い歴史を持つ酒蔵です。
霊峰白山の麓より百年の歳月をかけて蔵に辿り着く
清冽な「百年水」を仕込み水として使用しています。
2001年より全量純米造りに切り替えています。