【こいじゃが】とは、鹿児島弁で”これだ‘‘の意味です!!
『黄麹』で仕上げたフルーティーな香り、
豊かな飲み口のやさしい焼酎です。
『黄麹』の歴史は古く、日本酒に使われ続けている麹菌です。
鹿児島では1500年代に焼酎が造られていたことが
文献で示されています。阿久根では寛永年間(1600年の前期)
徳川家光の時代、折口伊兵衛が焼酎造りを開始したと
記録に残っています。その頃から麹は黄麹が使われておりました。
明治以降、黒麹、白麹の出現により、黄麹の活躍の場は減少しました。
明治後期の黒瀬杜氏創生期に焼酎造りを
九州中に広めた黒瀬金次郎氏、その三男黒瀬安光氏、
いまその繊細な技術は伝承蔵二代目弓場杜氏へと伝承されています。
扱いが難しいから黄麹から生まれる焼酎の香りは、
吟醸酒を思わせるほどのものです。
お湯割りから漂うフルーティーな薫り、ロックなまろやかな甘さは、
歴史ある鹿児島本格焼酎の伝承の味を是非ご堪能して頂きたいです。
原料:さつまいも(黄金千貫)、米麹
麹:黃麹
蒸留方法:常圧蒸留
アルコール度数:25度
鹿児島県阿久根市 鹿児島酒造
初代杜氏:黒瀬 安光
二代目杜氏:弓場 裕
1500年代 薩摩に焼酎を造る技術が伝わりました。
1600年代 阿久根焼酎の味が藩主に認められ、
江戸時代には薩摩藩の阿久根焼酎と国分煙草が
全国で大きな評価を受けて、薩摩藩の稼ぎ頭でした。
1900年代 鹿児島に焼酎の蔵が出来はじました。
それに合わせ「黒瀬杜氏」の集団が登場します。
品質の良い焼酎を造る「黒瀬杜氏」には
鹿児島のみならず九州全域の蔵元から声がかかり、
「黒瀬杜氏」の技術が広がっていきました。
その創世記に活躍したのが黒瀬金次郎氏であり、
鹿児島酒造の黒瀬杜氏伝承蔵の
初代杜氏黒瀬安光氏は、その三男にあたります。